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津山の肉食の歴史&津山ホルモンうどんについて

津山の風土や文化が生み、人の和を取り持ったのが牛肉料理

津山は昔から和牛の産地で、独特の食肉文化があります。特に有名な料理といえば、「B-1グランプリ」をきっかけに全国に知られるようになった「ホルモンうどん」でしょう。津山では50軒以上の飲食店で提供されており、地域に根差したご当地グルメなんです。 冷蔵設備が発達する前、傷みが早い内臓肉は、食用としてほとんど流通しませんでした。でも津山市には食肉処理センターがあったため、新鮮なホルモンが手軽に入手できたのです。 ホルモンは栄養満点のスタミナ食材。それを味噌仕立てのタレで鉄板焼きにして味わい、シメにうどんを入れて食べたのが「ホルモンうどん」の始まりです。ジュージューと香ばしい匂いを立てる鉄板を囲み、酒を飲みながら一日の疲れを癒す。それが津山の男たちの楽しみでした。鉄板を囲めば会話も弾み、交流も深まります。「ホルモンうどん」は人と人との和を取り持つ料理でもあるのです。津山自慢の肉料理を味わいながら、それを生んだ津山の風土や文化もぜひ感じていただければと思います。
津山ホルモンうどん取扱店のご紹介
以前は鉄板焼店で食べる「酒のおつまみ」というおじさんお馴染の料理でしたが、現在は、津山市内50店舗以上の鉄板焼店等で提供されている、津山を代表する料理「ホルモンうどん」。ローカルフードとして有名になった津山ホルモンうどんを、ぜひ本場の津山で食べてみてください。
もっと!津山で人気の牛肉料理

津山そずり鍋

マグロの中落ちのように牛骨のまわりから削ぎ落とした(津山の方言でそずる)肉を使うことから、この名が付いています。醤油ベースのだしで、濃厚でありながら上品でさっぱりとした味わいが特徴です。
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(確認の上要予約)

煮こごり

牛のすじ肉、アキレス、テールなどをとろ火で煮込み、スープ状になったものを冷蔵して固まらせたもの。コラーゲンがタップリな秋冬の時期に食べられてきた料理です。(要予約確認)
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(確認の上要予約)

よめなかせ

こりこり食感! 牛の心臓につながる大動脈のことで、語源は「奥さんには下処理が難しい」、「おいしいので嫁には食べさせない」などの諸説があります。
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※そずり肉、干し肉、煮こごり、よめなかせは津山市内の精肉店・スーパーでも買える店があります。

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