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津山城について

畳敷きの御殿様式の備中櫓、石垣に残る刻印は? じっくり観察すると、新しい発見があります。

かつて五層の天主がそびえていた津山城。今も残っている見事な石垣から、その壮大な往時の姿を想像することができます。明治の廃城令で建物はすべて取り壊しになりましたが、2005年に城内最大規模の櫓、備中櫓(びっちゅうやぐら)が復元されました。 最近、学芸員4人が力を合わせて『学芸員が作った 津山城の本』を出版しました。今まで分厚い資料集しかなかったものをコンパクトにまとめたもので、津山城主であった森家と松平家、築城、廃城などについてわかりやすく解説しています。 扇の勾配といわれる、美しく立派な石垣をよく観察してみると、3種類の異なる技術で作られていることがわかります。これは築城時に、どんどん新しい技術を導入していったことによります。また、石垣には刻印が刻まれています。
四季折々の美しい姿

さくら名所100選にも選ばれる絶景

津山の歴史の表舞台として、歴史ロマンを見続けたかつての名城は今、人々の憩いの場所として四季折々の美しい姿を見せています。春には約1,000本のソメイヨシノがまるで雲海のように咲き誇り、西日本有数の桜の名所となっています。 ライトアップされた夜桜を眼下に見る風景も幻想的です。新緑、紅葉、雪景色、と季節ごと艶やかな姿で心を潤してくれる場所です。
もっと!津山城の楽しみ方

備中櫓

明治6年(1873年)の廃城令ですべて取り壊されたが、2002年築城400年記念行事の一環として、備中櫓復元工事に着手し2005年完成。城内最大規模の櫓で内部は畳敷きの御殿様式の特徴を持ちます。

津山城壁ハート型の石

「愛の奇石」として隠れた津山の観光スポットとなっているのがここ。天守台にあるこの石は、ご覧の通りのハート型。この奇石に触れたカップルは恋が成就すると密かな恋愛スポットになっています。

さくらまつり

「津山さくらまつり」は毎年4月1日~15日.まで開催されます。郷土芸能ステージやお茶席、グルメイベントなど期間中は様々な催しがあり、約10万人が花見に訪れます。